児童福祉制度〝保育所〟

保育所は、親の就労や病気などの事情で家庭で保育することのできない乳幼児を、保護者に代わって保育することを目的とする施設で、児童福祉法に基づく児童福祉施設の1つです。対象となるのは0歳から小学校入学前までの児童です。
保育所の入所手続きは次のような仕組みで行います。
図表1:保育所入所の仕組み

保育所入所の仕組み
出典「社会保障入門2010」社会保障入門編集委員会、中央法規出版
保育料は、児童の年齢と保護者の所得から算定されます。国が基準額を示していますが、保護者の負担を軽減するために多くの市町村は財源を投入し、国の基準よりも軽減した保育料を設定しています。
保育所は全国で約23,000か所あり、保育所を利用している児童数は約208万人です(平成22年4月現在)。共働き世帯の増加や核家族化の進行により、保育所の需要は高まっており、保育所の入所を希望している待機児童数は、都市部を中心に全国で約26,000人います(平成22年4月現在)。
近年、増大する保育需要に対応するために、定員の弾力化、小規模保育所の設置促進、設置基準の弾力化、短時間勤務保育士の導入拡大など、様々な規制緩和が行われています。また、延長保育、夜間保育、休日保育、子育て家庭に対する相談支援、一時保育などの提供が進められています。
なお、上記のような認可保育所のほかに、企業が従業員のために設けた事業所内保育施設、ベビーホテルなど、認可外保育所といわれる施設があります。
また、就学前の子どもの教育・保育ニーズに対応する新たな選択肢として「認定こども園」の制度が平成18年10月からスタートしています。幼稚園と保育園の良いところを活かしながら、その両方の役割を果たすことが期待されています。

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